カロリー制限は健康寿命を伸ばす
「健康寿命」とは、「日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のこと」
「平均寿命」とは、「死因にかかわらず生まれてから死ぬまでの時間である」とされています。
2021年、日本は74.1歳で健康寿命が世界一という嬉しいニュースがありました。しかし、手放しで喜べないのが、平均寿命との差です。
2021年の健康寿命は男性が72.6歳、女性が75.5歳でしたが、平均寿命は男性が81・64歳、女性が87・74歳で、男性は9年、女性は12年の差があります。
これは、自分一人では生活出来なくなってからの年数という事です。老人ホームに入ったり、家族の介護状態になっている期間とも言い換える事が出来ます。
ご自身もご家族にとっても非常につらいため、出来れば「健康寿命=生涯寿命」を目指したいはずです。
アメリカとイギリスの合同研究チームは、人間を含めたすべての生物の老化に関するメカニズムに、カロリー制限が好影響をもたらすと報告しています。
この研究では、カロリー制限を行った動物の約3割が高齢で寿命を全うし、健康寿命=生涯寿命になっていたといいます。
対照的に、標準的な食事の動物では9割以上が、がんや心臓病などの慢性疾患を1種類以上発症して、そのせいで死亡し、寿命も短くなっていたといいます。
私たち人間をにも全く同じ事が言えると思います。ファスティングで高まった健康意識を高め、普段の食生活のカロリーを制限し、定期的にファスティングを行う事で、家族に迷惑をかける事なく天寿を全うする人生が送れるはずです。
2021年08月04日 15:40