野菜や果物などのフレッシュジュースでのファスティング

確かにフレッシュジュースには身体に必要なビタミン、ミネラルと最低限のエネルギー源を補給できます。
脂肪組織から有害物質が遊離するスピードも処理に困るほどではありません。
水だけのファスティングに比べると安全性、実用性は高いと言えます。
実際欧米でのファスティングといえばジュースファスティングを指す事が多いです。
ですが、ジュースファスティングにはいくつか弱点があります。
ひとつは、農薬や化学肥料の問題があります。
デトックスするために行うファスティングを残留農薬が含まれているジュースで行う事は本末転倒以外の何物でもありません。
もうひとつは、野菜や果物に昔のような栄養がなくなっているという事です。
日本の土壌はそもそも大陸と比べ、ミネラルが少ない「瘦せた土地」です。
例え、無農薬・無化学肥料で栽培されたものであっても栄養の濃い野菜や果物を入手する事は非常に困難です。
仮に無農薬・無化学肥料で栄養の濃い野菜や果物が手に入ったとしても、ジューサーでいちいち搾らなければいけません。
しかもフレッシュであればあるほど時間の経過とともに有用成分が壊れてしまうため、すぐに飲まなければせっかくの栄養を摂る事ができません。
そのため保存がきかず、持ち運びもできません。
ファスティング中に通常の仕事や家事をしながらでは手間がかかり現実的ではありません。
そして、ファスティング中はマグネシウムや硫黄などのミネラルが大車輪の活躍をみせるため常に補給しなければいけません。
ミネラルの知識が無ければ、途中でリタイヤしてしまうという事にもなりかねません。
このようなハードルを越えられる自信のある方はジュースファスティングでも良いかと思いますが、
50種類以上の野菜と果物を1年以上発酵させ、ファイトケミカルと必要なミネラル、最低限のエネルギーを摂取できる発酵ドリンクを利用する事が、最も安全で失敗しない方法と言えるでしょう。

2021年09月25日 15:44