ファスティングの原点となった「カネミ油症事件」

1968年に起きた「カネミ油症事件」をご存知ですか?米ぬか油の製造過程で発生したダイオキシンによって大勢の被害が出ました。
被害者は1万数千人にも及びました。中でも妊娠中の女性が油を摂取してしまったケースで、生まれた赤ちゃんの肌に色素が沈着して黒い肌になっていたのです。
政府と九州大学で協力して治療にあたりましたが暗礁に乗り上げてしまいます。
この際に光をもたらしたのがファスティングでした。
ファスティングを行った人たちに目覚ましい効果が次々と現れました。
改善率は神経障害で95.6%、皮膚障害で83%という驚異的な数字が出たのです。
「PCB中毒 断食療法で体外へ ほぼ9割に効果」
当時の新聞の見出しです。有害物質は脂肪に蓄積しやすい特徴を持っています。
ファスティング中のエネルギー源は脂肪なので、その脂肪を燃やすことで有害物質を体外へ排出することができます。
2021年07月28日 10:00